小町ちゃんと和歌のこと
こんにちは、
ミス小野小町の吉川舞です。
9月に入った途端に
急に過ごしやすい気候になりましたね。
朝夕で寒暖の差が激しいので、
皆様どうか体調に気をつけてお過ごし下さい。
さて、今日は随心院の公式キャラクター
『小町ちゃん』のお話です。
小町ちゃんの公式twitterをスタートしてから、
来週の7日でちょうど2か月なのですが、
有難いことに 先日フォロワー数が
早くも1000人に到達いたしました。
これも皆様の応援と
暖かい励ましのおかげですね。
本当にありがとうございます。
”小町ちゃん”は、
隨心院の公式キャラクターとして
誕生いたしましたが、
こちらの公式twitterでは
隨心院の季節のイベントや
文化財の情報だけでなく、
京都や着物にまつわる豆知識や
あまり知られていない
小野小町の和歌の現代語訳なども
のんびりと発信させていただいております。
”小野小町の和歌”と言えば、
一番最初に下のお歌を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか?⬇︎
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
このお歌は、歳を重ねた小町が
長雨で移り変わった花の色と、
自らの容姿の衰えを重ね合せて
嘆く様子が表現されています。
こちらのお歌は、
とてもセンセーショナルな内容で
私も初めて聞いた時は
驚きを隠せませんでしたが、
実は小野小町の和歌には
小町がまだ若い頃に作ったであろう、
可愛らしくて 甘酸っぱい恋のお歌が
沢山あるというのはご存知でしょうか?
キャラクターとしての小町ちゃんを通じて、
小野小町の和歌の魅力を
もっと沢山の方に知ってもらえれば、
素敵だなぁと思ったので、
あえて小町ちゃんの公式twitterでは
そのままの現代語訳ではなく
親しみやすい”小町ちゃん訳”で
和歌の解説をスタートしました。
▲当時は、寝巻きを裏返しに着て寝れば、
夢で好きな人に会えるという
言い伝えがあったそうです。
私は大学の文学部を卒業しており、
古典や古文の世界が大好きなので、
こうした小野小町の和歌を通じて
当時の文化を知ることで、
少しでも 幅広い世代の方々に
古典って「楽しいな」「面白いな」と
興味を持ってもらえれば嬉しいです。
小町ちゃんの公式twitterはこちら⬇︎
【隨心院】小町ちゃん【公式】 (@komachichan2017) | Twitter
不定期で更新している
『小町ちゃんとうめ丸くん!』
という2コマ漫画は、
まだまだ描き始めたばかりで
手探りなのですが、
いろんな方面から小町ちゃんを
知ってもらえればと思うので、
少しづつ描いていければと思っております。
これからもどうぞ
よろしくお願いいたします。
それでは、皆様にとって
今日が素敵な1日になりますように。