吉川舞のまいのまにまに

京都観光おもてなし大使 吉川舞の日々の活動日記

京都魔界巡礼 前編

こんにちは、
ミス小野小町吉川舞です。

3連休、皆さん
いかがお過ごしですか?

初日は若干雨模様でしたが、
今日は朝から快晴でお出かけ日和ですね。

私は3連休初日の土曜日、
京都ジャーナリズム歴史文化研究所代表で、
歴史作家の丘眞奈美さんから
とても素敵なお誘いをいただきまして、
嵐電Presents『京都魔界巡礼』という
京都検定の現地講座に参加してきました。

今回はそのレポートの前編です。
それでは参りましょう!

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▲講座開始前にまずは有名な渡月橋にて。

講座タイトルに「魔界」と入っているので、
「いったいどんな講座なんだろう?!」
と、めちゃくちゃ興味津々で参加した私。

ドキドキしながら、
嵐電の嵐山駅に集合しました。

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まず、最初にお邪魔したのは、
清涼寺さんに隣接する嵯峨薬師寺さん。

かつて明治の初期に廃寺となった
招金山福生寺には、
七つの井戸が境内にあったそうで、
その井戸は『篁卿の冥土帰りの井戸』と
伝承されているそう。

”冥土帰り”と言うのは、
冥界からの帰り道と言う意味なので、
あの世からこの世に帰る井戸のことです。


ちなみに、冥界に”行く道”の井戸は、
京都の六道珍皇寺さんにあるんですよ。

そして、この”篁卿”とは、
小野小町の親戚だと言われている
小野篁』という方のことなんです。

小野篁は、この井戸を通ることで
昼は朝廷、夜は閻魔庁に出仕し、
閻魔大王様に支えたという伝説が残る
摩訶⭐︎不思議系ボーイ。

彼の名は、系図にも
しっかり記載がされていることから、
最早 不思議度だけで言うと、
小野小町のはるか上ですね。

しかも、『今昔物語集』には、
閻魔様に直談判して死んだ友人を
蘇生させたという話が載っている
ぐらいのキャラの濃さ。

これには、小町ちゃんもビックリですね。

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▲小町ちゃん「驚きやわぁ〜」

さっそく講義開始の15分で、
魔界”感が強くなってきたのを感じました。

京都という街は、
一歩踏み込むだけで、
こういった不思議な言い伝えが
普通に存在するので、面白いです。

さて、話を戻すと、
そんな伝説の井戸があるとされていた
招金山福生寺が廃寺になった時、
今回、最初にお邪魔した嵯峨薬師寺さんが
ご本尊、生六道地蔵菩薩、遺構、仏事を継いだそう。

最初のチェックポイントとして、
まずは嵯峨薬師寺さんで
「生の六道」の石碑を鑑賞してから、
お隣の清涼寺さんへと向かいました。

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▲清涼寺さんのお庭。紅葉が始まっています。

清涼寺さんでは、ご本尊の
釈迦如来様を見せていただきました。

ちょうど37歳の頃の生き姿を刻んだもので、
お釈迦様の体内には絹で作られた
五臓六腑などが入っているそうです。

同霊宝館では、その絹でできた
五臓六腑の模型が展示されていました。
千年の昔に、人間の体内の構造が
分かっていたというのは凄いことですよね。
これは解剖学的にも貴重な資料なのだそうです。

ぜひ直接見ていただきたいのですが、
お釈迦様は京都国立博物館
「国宝展」で展示の予定があり、
ご不在になる期間がありますので
もし、直接お寺に見に行かれる際は
拝観可能かどうかのスケジュールを
電話で確認したほうがいいかも知れません。

清凉寺(嵯峨釈迦堂)


この後、丘さんとともに、
下記のスポットをめぐりましたので、
その続きは後編でご紹介しますね。

・念仏寺

・嵯峨鳥居本町街並み保存館

・勝軍地蔵大菩薩

愛宕神社

・鮎茶屋「平野屋」 


読んでいただき、ありがとうございました。
次回はもう少しお写真多めです◎

皆様どうぞ、今日も素敵な1日を
お過ごしくださいね。